2005年7月24日(日)

「リリィ・シュシュのすべて」

リリイ・シュシュのすべて 通常版

見ました。微妙。本質的に共感できる部分(イヤな意味で)は多かったけど、見ていてすっきりするタイプの映画ではなので、もう一度見るかと言われると結構しんどいかも。合唱のシーンぐらいかな、もう一度見たいのは。

ネット上に書かれている感想も、いいというひととつまらんというひとがはっきりわかれていて、さもありなんといった感じ。公開当時はみょーに「14歳」というキーワードが注目されていて、その時流に乗って作った映画だ、みたいなことを書いていたひともいたけど、14歳というキーワードがすっかり過去のものになった今見ても、それなりに普遍的なところは追えていたんじゃないかと思うので、そこは色眼鏡を持たずに見られたのはよかったです。

で、蒼井優さまですが、この作品から「花アリ」で見せたキレの片鱗を見つけ出すことはちょっと難しい。役柄も役柄だし(えんこーしてる中学生)。しかしここでちゃんと目をつけて虜にしてしまった岩井俊二の勝ち、といえば言えなくもない。メイキングはまだ見てないので、そちらに何かあるかもと期待。