7月 2日(土)

来客

先週のことだが、奥さんの関係でうちに海外からの来客があったので、軽食を取りつつ歓談(というかもっぱら僕は聞き役)。

ジブリのアニメーションの話になって、「トトロ」が好きだというので、どのシーンが一番好きかと聞いてみた。サツキとメイがトトロにつかまって空を飛ぶあたりかなぁと勝手に予想を張っていたのだけど、意外やラストでお母さんはやっぱり病院に残ることになって完全なハッピーエンドにならないところとのこと。ハリウッドの映画では絶対ありえないと言っていたので、そういわれてみればそうかと思ったり。確かにネコバスの疾走でファンタジーの世界に振りつつ、ラストのとうもろこしで家族が置かれる境遇にぐっと観客を引き戻すある種のリアリティが残る奥ゆかしいエンディングであることには間違いない。

やっぱり「トトロ」は名作だなぁ。宮崎駿作品の中であれ以上の完成度のものはないし、今後もきっとないでしょう。

7月24日(日)

「リリィ・シュシュのすべて」

リリイ・シュシュのすべて 通常版

見ました。微妙。本質的に共感できる部分(イヤな意味で)は多かったけど、見ていてすっきりするタイプの映画ではなので、もう一度見るかと言われると結構しんどいかも。合唱のシーンぐらいかな、もう一度見たいのは。

ネット上に書かれている感想も、いいというひととつまらんというひとがはっきりわかれていて、さもありなんといった感じ。公開当時はみょーに「14歳」というキーワードが注目されていて、その時流に乗って作った映画だ、みたいなことを書いていたひともいたけど、14歳というキーワードがすっかり過去のものになった今見ても、それなりに普遍的なところは追えていたんじゃないかと思うので、そこは色眼鏡を持たずに見られたのはよかったです。

で、蒼井優さまですが、この作品から「花アリ」で見せたキレの片鱗を見つけ出すことはちょっと難しい。役柄も役柄だし(えんこーしてる中学生)。しかしここでちゃんと目をつけて虜にしてしまった岩井俊二の勝ち、といえば言えなくもない。メイキングはまだ見てないので、そちらに何かあるかもと期待。

地震

地震があったときは子どもと一緒に砧公園にいたのですが、確かに揺れは感じたものの、そんなにでかい地震だったとはまったく気づかずに車で普通に家に帰って、初めてえらい騒ぎになってることに気づいたという…。外だと直接的な揺れしか感じないので、思ったほど大きく感じないのですね。

しかし、もし海岸で起きたらさっさと逃げないといけないはずで、ちょっとそのあたりにちゃんと気が回るか不安になったりも。ちょっと反省。