「風使い通信vol.11」製作日記(1999年7月〜9月分)。

• 昨日無事日本に帰国致しました。英国に行って思っ たことはいろいろありましたが、一番思ったのは電線(電柱)のあるなしという のがいかに風景に影響するかということ。実質11日間滞在して、最後の3日間 ロンドンに居た以外、ほとんど田舎(湖水地方からウェールズ縦断)を車で回っ ていたのですが、電線(電柱)のない田舎道を走るのは実に気分のいいものでし た。僕は取り立てて運転好きというわけでもないのですが、車で走って気持ち いいと感じたのは初めてじゃないか...な。

• さすがに電気の通っていないところではないので、電線類は地面を掘って 埋めてるのでしょうけど、まぁよくも掘ったなと思います。もちろん全部が全 部そういうわけではなくて、鉄塔が立ち並んで高圧線が飛び交っているような ところも多々ありましたが、慣れとは恐ろしいもので、電線のない風景という ものをいままでいかに知らなかったかということを思い知らされました。あと 道端に沿ってどこまでも延々と続くスレートの石垣(おそらく牧場の柵であろ う)にもやや驚き。誰がいつ作ったんだろう...。

• 全体的に丘陵地とはいえ、実に上り下りにカーブが多いというのも印象的。 その代わりトンネルはほとんどなし。それも楽しさを増す秘訣なのかなー。 借りた車ももちろんマニュアルだったし。道が無料なのも気が楽でよかった。 でもみんな飛ばすねー。普通の道でも60mph〜70mphぐらい平気で出すもんなー。

• とかいうときっと「もっとここを走ると気持ちいいぞ」という博識の方も いらっしゃると思いますが、どうぞこっそりでなくて叫んでくださいませ(実 はReferer Logの設定をnaucon.orgの方のサーバでしてやでやでと思っていた ら、この日記はbiglobeにあることをすっかり忘れていたわらひ(あほたれ... 汗;))。

• ああっ。確認してみたいのだけどLD BOXは実家に置き去りだった(涙)。 当の御方はつい先頃も核汚染後の世界の地下都市から警官二人組がエアカー もどきをかっぱらって羽付き少女を救うという話をでっちあげた(爆)ぐらい なので、今後も科学がある限りそれ系のネタには困らずという感もあり(^^;。

• いつの間にか7月で。あちこちで印刷所の〆切がどーだとか表紙は入稿し たとかいう話が目に止まるこの頃なのですがいかがお過ごしでしょうか。入稿 どころか執筆者も確定してないな(汗;。一応ModelGraphix7月号に載っていた 「宮崎映画の主役になり損ねた水上爆撃機・瑞雲」中心に、先ほど連載終了した オットーカリウスの『ティガー戦車隊』を題材にした「泥まみれの虎」(今秋 に大日本絵画より単行本刊行予定)とかを取り上げる予定。ほとんど兵器ネタ という相変わらずわけのわからない方向に進みそうですが、宮崎駿の現在を追っ かけるということはすなわちなのです。でも正直勉強不足な感は否めず〜。 「猫にはわからない戦車講座」とかないかな。

• naucon'99の予定も未だfixせず。やや焦げ気味。英国洋行で英語力のなさ でへなへなになったわらひは、2002年ぐらいのnauconは是非とも海外でやるか あちらのお客さまをお迎えしたいという無謀壮大な計画を 立ててみるのであった。とここに記しておくと少しは追い詰められるか。ぬ。

• 週末の風景。

• 「彼氏彼女の事情」ACT9.0〜ACT26.0。 素直に面白かった。個人的には宮沢と芝姫のおっかけっこ、宮沢父の子ども時 代回想あたりがお気に入りである。ただ1次的接触を果してしまったあとの、 有馬と宮沢の二人の関係がなんか煮え切らないような気がした。それがアニメー ション作品として話の途中で終ってしまっているからなのか、原作もそうなの かは、まだ原作を途中までしか読んでないのでなんともいえないが。女の子っ て意外とあっさりしている(というか常に自己状態を分析する冷静な視点を合 わせもってる)もんかもしれないし、男の方が単純なのはいくつになっても一 緒かな。いずれにせよあのままじゃ有馬は宮沢の相手を出来る器にはなりそう もない予感も。

• ナウシカが宮沢みたいな性格だったらそれはそれで面白いであろうか。

  「(にやり)風の谷の住人の心を掴むなど赤子の手をひねるも同然じゃのう。はっはっは」

  きっと王蟲に踏み潰されるな(汗;。でもある部分は似てる気もするぞ。

• 話は戻って。宮沢たちが文化祭演じるおしばいの行く末も楽しみにしてい たのだけど途中で26話を迎えてちょっと残念...。そうねー。文化祭などとい うキーワードの話を見てちょっと懐古モードに入ったり。運動部に入ってたと いうのと、もともと学校的イベンツの少ない高校だったので、文化祭(うちの 場合は体育祭も合体して連続日程で組まれていた)覚えているほとんど唯一の イベントだったりする。イベントそのものよりも、準備とかで夜遅くまで学校 に残ったり、買いだし行ったり、帰りにみんなで飯食ったりというちょっとし た非日常が楽しみなのね。

• 「カードキャプターさくら」1〜8巻。某友人がはまりまくっているので、 何がそんなにはまるのかというところに興味ありで見る。確かに崩壊させる要 素はふんだんに織り込まれているが、少なくともこれ読んだだけじゃ僕はいま いちかなぁ。アニメーションも見てみないとなんとも。つーかアニメーション の方が出来がいいのかな、とも思ってみたり。お子様無垢なさくらを周りの人間 がみんなでおもちゃにするという...どう考えても女児向け作品には思えない (汗;。みんな(周りの人間)ずるいよね...大人のふりして(笑)。けど、 ストーリー展開とか言動とかはちと食いたりないなー。その辺が「なかよし」 に連載してるという意味なのだろうか。まぁ「難しいことは言わず素直に崩壊 しれ」という作品なのか(それを言ったら元も子も...)。

• 川原由美子「観用少女」1〜4巻。これもいったいどういう読者層に向けて 描いてるのか全く謎だったり...でもおいしくいただく。少女はやっぱり野に 放たれるべき存在だと思うのだが、だからこそ逆に制約を課すと際限なく昇華 する存在にもなりうるのだろうか。もちっと川原せんせの作品を勉強する必要 ありかも。

• 月例おおひがみさんを偲ぶ会＠新宿にて麦茶さんを交えて風使い工房編集 会議。前日の電話打ち合せにてとりあえず瑞雲ネタは「風使い通信」とは切り 離して別刷として出すことが決まるも、肝心の「風使い通信vol.11」に名案思 い付かず。再度協議。編集長としてはネタがないならお客さんに申し訳ないの でいっそ落してしまっても...ということも提案したが、麦さんはどうやら風 使い工房として今後本を出すのが今回で最後になるかもしれない(あくまでな る*かも*だが)ということで、なんとか出したいらしい。

• 「宮崎駿はもう枯れている」とかいう話から、いっそ「さようなら宮崎駿」 というテーマでいいんじゃないかと妙に盛り上がり(^^;あっさりと決定。

• 宮崎駿の作品に魅せられし者々が集った宮崎駿ネットワーカーF.C.もすで に12年の月日が流れ、新たに訪れるものもなく、あるものはこの世を去り、そ れぞれも新たな方向に向かって進みはじめた現在、いったい宮崎駿はなんだっ たのかとそれぞれ考えるのもまた深いのかもしれずと。

• ほんとはこのテーマで一晩ぐらい合宿やりたいんですが...だめかな(汗;。

• なんか巷ではジブリが庵野さんを監督にして作品をつくるとかいう話題で しきり( 参考資料)。個人的にここしばらく「かれかの」にめちゃはまってるとい うこともあって...どう転がろうとも面白いと思います。

• ジブリの方は「山田くん」の借金整理のために 次はとりあえず宮崎さんがなんかやるそうだ...。だが。 最近、宮崎駿のplaygroundとしてのスタジオジブリは「トトロ」あたりで終っ ていたのではないかという気がしていたり。「魔女宅」だって最初はやるつも りはなかったのだけど、結局自分がやるはめになったというような話もあった し。だいたいそれまでは作品公開前にあまり多くを語るということはなかった と思うのだけど、公開前にいろんな言い訳(^^;をいーっぱい言うようになった のは「魔女宅」以降からだったと思う。もはや「さようなら宮崎駿」な気分 (^^;なので、敢えて次回作に対する期待というのはないけども、世の中に氾濫 する(を)美少女に一石を投じる...いやそれを凌駕する女の子を出してくれた ら、もう見るしか！あの「もののけ姫」ですらカヤを出さずにはおれなかった んですもの...大丈夫だよね、きっと(ちょっと事実誤認(汗;)。

• 火曜日の午前中はCATVの工事。 幹線が家の前の道まで来ていたのだけど、道路を隔てて反対側を通っていたた めに結構派手な工事で御近所をお騒がせ(^^;。結局道の上を跨いでケーブルを 引き込む。うーむまた空に電線を一本増やしてしまった...。でもこれでBSさ くらもばっちりだ！(え？)

• 午後は秋葉方面で友達と合流。コミケカタログとか「かれかの」CDとかを 回収。

• 夜は奥さんがゴーヤチャンプルーが食べたいと言うので作ってみる。 作ってくれた。 意外と御手軽な夏のお食事(^^)。記憶ではゴーヤと豚肉と卵だったような気が したのだけど、ほんとは豚肉じゃなくて豆腐だったらしい。でもなー。どっか で食べたのは確かに豚肉入っていたような気がしたのだけど...それはゴーヤ チャンプルーではなかったのか...な。

• 「まるであなたがつくったようだ」と奥さんから突っ込みを受けた... その通りだ。修正。

• とりあえず表紙が一番に到着したので 新刊案内出しました。でもまだ中身は書いてる真っ最中です(しくしく)。 当日お店に並んでる保証はありません(ぉぃ)。でも未だに完全に落したことは ないので、なんとか頑張りたいな...。

• kayamaさん ところはいつも面白く読ませていただいているのですが、ちょっとだけ このネタに反応してみたり。やぱり誰しも思いは同じですね。うちも50部 ぐらいでしこしこやってる頃はよかったのですが、100部を超えると作業量が 極端に増える(前日徹夜でふらふら...)のでコピーからオフセに切替えたこと もありました。そうするとやっぱり200部は作らないと単価が見合わない(原価 売りしても高すぎ)。もうこの辺は手間と費用の割り切りと思ってます。

• コピー誌の品質の問題ですが、うちの場合はQuarkXPressでレイアウトし てレーザープリンタでプリントアウトしたものをそのまま製本する形をとって います。そうすると普通のコピー機でやる場合特有のエッジの甘さがなく、 コントラストがはっきりして美しいです。黒ベタとかもきっちり出ます(ただ トナーの消費量はえらく激しいですが...)。

• ただ紙ベースの原稿は一旦すべてスキャニングする必要があるので、これ がかなりの手間になることは事実です。レーザープリンタの解像度と実際の紙 面で使用するの大きさからピクセル数を計算してグレースケールでスキャニン グして、コントラスト調整をしつつモノクロ2値化します。グレースケールの ままプリントすると、勝手にディザパターンに展開されてしまって線画のエッ ジがぐちゃぐちゃになるので見てられません。またトーン張り原稿などは、モ アレが出たりドットが潰れないように調整が必要になります(最後は手修正し たりも)。一番困るのが薄墨を使った原稿で、所詮黒と白しか表現能力がない ので、どう頑張ってもきれいに(原稿イメージ通りに)出ません。この辺は原稿 依頼するときに「薄墨はやめて」とお願いするか、あらかじめ「ディザパター ンにしちゃうので許してね」と断っておくしかありません。

• ほとんど力業ですが、手間を惜しまなければコピー誌でもかなりのクオリ ティを保てるのは事実です。製本に関しても、ホッチキス綴じしたあとに耳を 裁断してきれいに整えるだけでもかなり見栄えが違ったりします。苦労しても そういうどうでもいいようなノウハウがたまっていったりするのも同人誌製作 の楽しみですよね。

• 印刷屋さん的見解では、結局この領域(小数部印刷)の需要が満たされない のは、単に手間と取れる費用がつりあわないということだそうです。単なる出 力サービスならまだしも、紙ベースの原稿を取り込んで出力して製本までとい うことを考えると、オフセで原稿を面付けして何も考えないで印刷する方がは るかに楽なんだそうです。オフセットでやるなら刷版つくればあとは何部刷ろ うが紙代＋αぐらいでできちゃうので、結局そっちの方がコスト安になるとの ことです。それでも紙ベースでなくって電子入稿で* 素直に*出力できるようになれば、状況も変わってくるらしいのですが。 いつの話になるのでしょうか...ははは。

• 日曜日はとりあえず「となりの山田くん」「STAR WARS EPISODE 1」を観る。STAR WARSの面白さは画像にあらずということを実感。 でも確かに「つづく」的に終ってるので、そういうのが我慢ならんひとは面白 くないかもしれない。

• 帰りがけ「さくら9巻」に超絶敗北ですわ〜(ぉい)。

• なんかこないだは「庵野さんがジブリで映画」だったけど、今度は「宮崎 さんがトトロの続編」らしい。いま「山田くん」後悔公開 中(しかもまだ2週間しか経ってない)なのにこうもまぁ次から次へと次回作の 話が...(苦笑)。

• なんでも三鷹市に作る例の美術館で常時公開するための作品とか...かな り最悪の展開だ。なんでいまさらトトロやねん...あーう。いやトトロをやる のが悪い言うてるのやない。なんでそんなもんを宮崎さんがやらんといかんの かなー。ほんま作りたいの？「んこ」の話はどーなったん？ 小作品とか言ってるけどどうせ全国公開するんでしょ。そうだよね。 「On Your Mark」みたいなただのビデオクリップでも映画館で流しちゃったん だから。そうしないと、いまのジブリの体制では製作費がかかりすぎて回収で きないのは誰よりもよくわかってるはず。ほんまお別れですわ。さようなら、 宮崎さん。

• 結局最後はディズニーに買収

• こないだ母親が東京に来た折にお土産に「はれま」のちりめんさんしょ を持って来てくれた。中のしおりにWeb SiteのURLが書いてあって「おー、 やっぱり最近はそういうもんかー」と思っていたら、いつの間にかうちの実家 のほうでも(といってもうちは分家やけど)がWeb Site作っていたらしい。 domainまで取ってるし...ま、そういうもんか(汗;。

• ま、まさか… はまったんですか？(爆)

• 気合いをいれるために残り日数を書いてみる...まだ2桁なのに安心 (もしもし？)。

• いや。何もしていないわけではない...以下現状。

  % wc *.txt
        25      25    2141 vol11-autumn-yamadakun.txt
        63      51    5584 vol11-autumn-yamadakun2.txt
        26      21    3950 vol11-autumn-zuiun.txt
        20      19    4942 vol11-autumn-zuiun2.txt
        50      34    3497 vol11-eastwind.txt
         1       1     336 vol11-header.txt
        30      25    4963 vol11-miwa.txt
       135      85    7644 vol11-sato-zuiun.txt
        43      34    3240 vol11-sato.txt
       393     295   36297 total
  
  

  まぁこんなものか(汗;。原稿は増えてもあと2本ぐらい。言い訳をしている 暇はないので、とりあえずいつも通りQuarkでごりごりレイアウトして表紙の レイアウト指示表とともにMOにぶちこんでばっちりだ！ちなみに店番の空席は ないみたいです...(^^;(サークル入場って意味ですよね？)。

• あはは(^^)。続編やるとしてサツキはいったいいくつが理想的なのかみた いな話はありますね。「かれかの」の宮沢ぐらいぶっとんでくれると楽しいか もしれないけど。でもそうするとトトロである必然性は...(^^;。ま、そっち 方面は宮崎さんには期待してませんです。

• 途中PowerBookが熱暴走するというトラブルに見舞われながらも、 なんとか「風使い通信vol.11」レイアウト終了しました。わーい(^^)。 さんざん騒いだわりには結局モノクロ28ページ+カラー表紙という感じに 仕上ったので、まぁ良しかな(中身文字ばっかりだけど)。

• しかし...相変わらず表紙でポイントかせいでるような(汗;。 別にそういう意図で作ってるのではないけれども...ただ中身の文章ってパッ て見てわかるもんじゃないし、それにまずは本を手に取ってもらわないとどう にもならないというのもあるし。毎回いちばん最初にきっちり原稿を送って くださるたでさんに感謝。

• My friend Griffin has released the new web pages, `How to teach the animails'. He works with animals, teaching young children how to ride a horse. He compares it with what Nausicaa has been doing in the valley of wind :)

• 午後、会社を抜け出して秋葉原方面に逃亡機材の買い 出し。目的は無線LAN PCカード関係。両国のicomのショールームに行ってWAVEMASTER(SL-200)を2枚。そのあと秋葉の愛三電機でMELCOのAIR CONNECT(WLI-PCM)を2枚。どっちも実売税込みで1枚25,000円程度だった。

• 見た感じではicomの方がカードスロットから出っぱる部分がスマートでい い感じ。melcoのは膨らんでいてやぼったい。この辺はRF回りの実装技術の差 なのか?

• とりあえずFreeBSDのuxドライバで試して見る 予定。

• FreeBSD-2.2.8/ux-driver-0.5で動作確認終了。とりあえずicomの新しい SL-200もMELCOのAIR CONNECTも問題なさげ。MELCOのDeskTop PC接 続用のISAボード(WLI-ISA)も普通にpcicが見えて使えてます。ISAボード 付きでも実売+3,000円ぐらいなのでPCカードスロットのないDeskTopで使うに はちょうどいいかもしれないです。

• とりあえずp2pの状態でnetperfのTCP_STREAMで垂れ流したところだいたい 1.2〜1.3Mbpsってところでした。RTTもだいたい7〜8msぐらいなので(もちろん 混んでない状態で)ほとんどEtherでつないでるのと同じ間隔で使えそう。ただ アンテナ部分を手で握っちゃうと完全に沈黙しますが(まぁそういう状況にな ることはまずないですけど)。あ〜やっぱりおうちに欲しいな〜(^^;。

• 印刷屋さんから物が到着して るはず。あまりに順調なのできっと何か起きるに違いない...。

• やぱり...はまってるんですよ...(^^)。でも自分もちがうと言い張れない ところがまた...なんでだろう。考えたら負けかも。

• というわけで、無事終了致しました。買いに来てくださったみなさんどう もありがとうございました。結局100部近く作って売れたのは半分の50部ぐら い。まずまず。結構外回りしていたので、時間の1/3ぐらいしか店番してなかっ たのですが、ほとんど固定客の方みたく、中身ぱらぱらって見ただけでとりあ えず買ってってくれる感じ。それでも毎回足を運んでいただけるのはありがた いことです。

• 一番印象に残ってるのは、朝一に来て読んで笑って買っていってくれたお ねいさん...あなたのようなひとがいるとほんととってもうれしい(^^)。あー やっぱ本作るってWebとかと全然ちゃうなぁと実感する瞬間。

• 詳しい報告は写真とともに公開予定。Web版も月内にはなんとか。取り急ぎ。

• I put the advertisement of naucon'99 into the back side of cover `Kazetsukai-tsushin Vol.11'(photo). So, I've updated the Web Pages and started naucon99-ML. Please check it!

• もし国民(あるいは民族)が、国歌(あるいはそれに準ずるもの)を歌うとき の気持ち(あるいは思い入れ)によって、その国の価値(あるいは成熟度)を図る ことができたとするならば、日本という国についてはどうなんだろう。

• ということを、昨日のNHK「地球に乾杯」(エストニア合唱祭のドキュメン ト)を見ながら思った。

• なんかあんなふうにみんなで歌が歌えたら、と素直にいいなと思う。僕は 祖国のための歌をとても素直に歌えない。それは教育の賜だという気がする。 間違っていないと思う。僕らは一度そういうのを捨てた。だから法律で決める のもおかしい。でも。あのエストニアのひとたちの気分には永遠にたどり着け ないのかと思うと、どうしようもなく空虚な気持ちにもなる。世界のことも知 らないけど、自分の国のことだってどれだけ 真面目に考えてるんだろうか、と。

• しばらくの沈黙の後にこんなこと書くのもなんですが... 忘れたくないのでとりあえず記してみる。

• というわけで...やっとここしばらくのお話。

• 夏コミ関連。
  • すみませ〜ん。まだ報告書いてなかったり〜。Web版も月内無理っぽい。
  • とりあえず購入したものとかだけでも並べてみる。
    • むてけいロマンス「T.prevue ver 0.9」
      ABさんのスケッチ集。今回 は商業作品の企画段階のスケッチとかで遊びがあまりなかったような。
    • あわたけ「粟岳CG集15」「シヤカルナリイタキノスラハ」
      「シヤカル−」の方はあわ たけさんの作品にしては全編にわたって服(しかもセーラ服)が着せられて いるというところで新鮮味を覚えたり...中里さんを交えての続編期待。
    • ともよさま「知世のストロベリー・タイム」「知世とさくらのLove Affair」「知世の恋愛模様」
      kayamaさんの イカレタイカシタSSたくさん。にしても文才あるな〜とつ くづく。うちの本もお買い上げいただいたようで、ありがとうございます〜。
    • IAM「知世ちゃんの野望」「知世ちゃんの野望2」「知世ちゃんの野望3」 「さくらと知世のなが〜いお休み」「Die Hohenzollern Karte」
      テオさんとこの。知 世ちゃんの真の魅力はこれらの作品にあると信じて疑わない。
    • INKPOT「DIALOGUE」「SUPPLEMENT #1」「SUPPLEMENT #2」
      サークルカットが気になってはじめて大手に並んで(つっても10分ぐらいだけ ど)買ったもの。それだけ。
    今回も例によって事前探索のみで、いきばた掘り出し物件はなし。さくらとか TLS2関係とか探したかったけど、あまりのひとの多さに敗退。創作系関連は あまりの暑さに敗退...こんぢょなし。

• 書籍関連。
  • 「Oh!X夏号」(ソフトバンクパブリッシング)。

    とりあえず購入。あいかわらず内容ぎっしり〜。まだうぃさんの記 事んとこぐらいしか読んでないです。色の話のあたりは、なんか大学の講義ノー トっぽくて好き(^^)(図のバックが黒いとことか)。

    偶然かもしれないけど、僕がネット関係で知りあったひとって、なぜかカメラ とかに詳しいひとが多いような。やっぱりそこそこいじれて、知的好奇心と創 造力をかきたてられるメカがカメラなのかなぁ。

    僕はカメラに関してはほとんど素人、というかもともとあまり興味ない方でし た。でも、大学でサークル(影絵劇とか人形劇とかやってました)で公演の記録 写真を何気なしに撮ってるうちに、写真を撮ること自体は結構好きになりまし た。それ以前にも、旅に出たりしたときは、風景写真をせっせと撮ったりして たのですが、 旅から戻って見ると、その風景から得た気分の1%も表現できて ないような気がして「まぁ写真だからそんなもんか」と思ってたのですが(ほ とんどは僕のセンスのなさに起因する)。

    記録写真として人物中心に撮るようにしたら、これがすごく楽しい。初めて写 真を撮る面白さに気付いた気がします。なんといいうか「一瞬の表情を凝縮す る」というのは写真にしか出来ないなと思って。それ以来、人物中心に撮るよ うにしてます。ビデオなんか撮るより断然楽しい！子どもができてもハンディ カムを片手にうろうろするようなおやぢにはなりたくないぞ(知世せんせいは 女の子なので許可)。やっぱ男は黙って一眼レフ(もち単焦点レンズ)で勝負。

    もし将来時間が思いっきりできたら、ディーゼルが走るローカル線出かけて、 鉄道とそれを利用するひとたちの表情みたいなのを撮りたいなーとひそかに 野望をいていたり(それってただの鉄...(汗;)。

  • 「LITTLE WHITE 『北へ。』 FASHION NOCCHI作品集」(メディアファクトリー)。

    好きな絵というのとはちょっと違う気がしてしばらく放置してたんだけど、本 屋に行く度に気になるので結局連れて帰ったって感じ(笑)。女の子のかわいさ もあるけど、見ていて落ち着く感じ。この御時世には貴重かも。某友人は背中 とスリットを絶賛しておりましたが、たしかに服の隙間(っていうといやらし いなぁ...(^^;)から見える身体が妙に実在感を伴ってたり。それが見過ごすこ とができないぐらい引き付けられる理由なのかな。

• 加入者線関係。
  • NTT Docomo/N501i。

    いまさら(以下略)。

    昔一時期は今は亡き(だっけ)ASTELを使っていたのですが、就職してから電話 持たずのひとだったのでした。今回は特に必要に迫られて...というわけでも なかったりするのですが、なんとなくi-modeを使ってみたかったというのが主 な理由。音声で利用することはそれほど多くないと思うので、実験的投資とも 言えなくもない。

    とりあえず携帯電話ってこんなに進化してたのか、というのが浦島太郎の感想。 とかいいつつ、最初にしたのが着メロの設定だったり。しかも東海道新幹線 (汗;。以下、次回につづく。

  • CNOインターネット常時接続。

    高騰するおうちの電話代をなんとかするべく...というのと、興味もあって CATVインターネット接続導入。僕はおうちではmailを落すぐらいなのであまり 関係ないのだけど、うちのひろえさま(奥さん)は、日中はほとんどおうちのPC の前でソリティアとかテトリスとかオセロ翻訳やら論文や らをやってて、1日に十数回メールチェックしにいくというような使い方をし ているので、ちょうどよかったり。

    感想を聞くとやはりmailを送るのに電話をつなぐという行為がないのは新鮮ら しい。mailを書くとき彼女はいままで、

    1. mailの返事を書く。
    2. 一旦保存する。
    3. 1.〜2.を返事の分繰り返す。
    4. ダイアルアップ接続する。
    5. mailを送信する。
    6. mailを取り込む。
    7. 切断。
    8. 1.に戻る。
    というのを1時間に1回ぐらいの割合でやっていたのだけど、これからは
    1. mailの返事を書く。
    2. mailを送信する。
    3. 1.に戻る。
    で済むはず。mailを取り込むのは自動で出来るし。 もちろんダイアルアップルータ入れると疑似的にはできるという話しもあるけ ど、そのたびにTTNetに9円払ってるとやっぱりきついかな。単純に1日15回接 続するだけで1ヵ月で135x30=4050円もするし。1円課金のKDDにしろという話も 聞こえて来そうだけど、同時にWebぐるぐるしたかったりすると、どっちが安 いのかとか考えると...。

    やはりダイアルアップ環境だと「電話をかける」ということを常に意識して行 動してしまうみたいで、それってやっぱり学校や会社で常時接続環境を知って いるならまだしも、おうちだけでインターネットを使っているひとの利用形態 の大きな足枷になってるのは事実かなぁ。常時かどうかはともかくインターネッ ト利用に関して電話のような時間課金の仕組みが入ってしまうのは、たしかに ナンセンスって気もするね。パケット通信なのに。以下、次回につづく。

• とかいうところで時間切れ。うーむ。これまでのあらすじにならなかった (汗;。

• 夏のおわりに西瓜を食べた。味に少し勢いがないように感じた。もう秋はそこまで。

• We've just released the web version of `Kazetsukai-tsushin vol.11'. http://www.naucon.org/~miwa/vol11/
  Those pages are preview, so please don't link from your pages. Thank you :)

• My friend Griffin told me that the Ghibli film presentation will be held at The Museum of Modern Art in New York (aka MoMA) in mid-September. I'm glad to hear that. But, I can't agree with MoMA's comment of the program. It says "Nausicaa brave young woman who becomes a warrior." A warrior?? Who can think so?? :-P

• いまさらですがコミックマーケット56編です。情報量ゼロかも...。

• 先日。寝坊で家で食べる間もなく駅前のパン屋で朝食を調達したときの こと。お釣りを受け取り際、レジのおねいさんのさりげないお言葉。「いっ てらっしゃいませ〜」うーむ。不意だっただけにかなりやられた(笑)。「あり がとうございました」って言われるよりすごく気持ちいい。

• 今日は知るひとも知らないひとも知るほそかわさんの結婚パーティ＠三田 に出席。やっぱりひとがしあわせなのを見るのはやっぱりほんわかした気分。 やはりしあわせは共有せねばと実感。詳しくは日記方面？

• 実はもうそろそろこの製作日記もおしまい〜と思っていたら未だWWW版が 正式公開されないので(^^;もう少し続きます(というわけで3日分まとめて更新 なのです)。

• 最近読んだ本及び漫画たち。
  • 「犠牲(サクリファイス)」(柳田邦男・文芸春秋)

    「二人称の死」という表現に納得。
    「風使い通信」に原稿を寄せていただいてるうめぼす氏が、一昨年親友を自殺 で亡くされたときに「死は残されたひとの問題」と言っていたのは、そのこと だったのかもしれない、と少し考える。死んでしまった本人はもはや舞台から 退場したも同然であり、三人称にあたるひとたちにとってもはや何もできるこ とはない。それよりは、あとを任された(任されてしまった)二人称にあたるひ とたち(配偶者、親、子)に対して、何ができるのかを考えるべきだと。
    奇しくも、今年1月におおひがみ氏が亡くなって、僕自身もあたふた右往左往 したわけだけども、二人称のひとたちにたいしてどれぐらいのことができたか と言うと、いささか、心許ない。
    脳死については、僕自身が身近に体験したわけではないので、あくまでお話と してしか読むことはできなかったけど、ドナー登録のカードを携帯するように しようと思う。

    ナウシカにとっては腐海や全ての生き物が二人称でつながっていたとするなら ば、彼女の墓所に対する破壊的な行動も少しは理解できるのだろうか...とか いうお話はまた今度(^^;。

  • 「彼氏彼女の事情(8)」(津田雅美・白泉社)

    「相変わらず内容が濃いし...お、まだ残り半分もあるよ。楽しみ〜」とか通勤 帰りに読んでいたら、残り半分は短篇だった(涙)。ま、短篇も楽しめたのでよし。

  • 「D-Triangle」(すんぢ・ラポート)

    「はちゃメカ倶楽部」シリーズ書き下ろし。なぜ突然出版されたのかの事情は よく知らないんですが、80年代テイストの学園どたばたはもろ好み〜。こうい う漫画はどんどん希少になっていくのだろうか。破壊娘・由浦を女の子らしく かわいく描くなんてちょっとやられた的。また忘れた頃に続巻を期待しまふ。

• というわけで。ようやっと「風使い通信vol.11」が正式公開 されましたので、この製作日記もそろそろおしまいなのです。

• 前回のvol.10を作り終った時点で、ほとんど萌え燃え 尽きた...というか「『もののけ姫』みたいな作品を取り上げてもなーんにも 面白くないわ...ちゃうことしよ」とか思っていたのですが。基本的に言いた がりの自分にとって、やっぱり同人誌への未練は捨てがたく「ゼロからの出発」 と称していきばたで始めてみました。でもその結果、取り上げたテーマが「さ ようなら、宮崎駿。」っつーのは、なんとも皮肉なものです。ま、いまのぐる ぐるな心境を考えれば、当然の帰結と言えるかもしれません。

• とりあえず。すべては奥付 に書いた編集長の事情の通りです。いやナウシカが言うほど真面目に考え てるわけではないのですが(^^;。ジブリ美術館の話やら、未来少年コナン2 の話(これは名前だけちゅー話もあるけど)やらを聞くたびに「なんだかなー」 って思うことが増えちゃって。

• 「風使い通信」及び「風使い工房出版事業部」の今後については、とりあ えず未定です。いままで予定が決まっていたこともないんですが(汗;、前回の ときみたいに「もう編集長降ります」とか言ってしまって、結局やってるとか いうこともあるので(^^;、確定的なことは書きません。 ただ、nauconとか日記あたりは続けたてみたいなと思います。やっぱり場を作 らないことには、新たな展開もないですもの。いろんなひとと出会っておいし いもん食べて同人誌作ってみたいなことは基本的に好きなので(^^)。

• 最後に。ここを読んでくださった皆様どうもでした。もし何かのご縁で 機会がありましたら、お目にかかりましょう−。それではっ。