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11月吉日「『人工の星』」

日本芸術院新会員(って何ですか?)に、 北杜夫さんが入ったと新聞に載ってました。 僕は北杜夫さんの信奉者(^_^;)なんで、北さんの 名前が久しぶりに新聞に載ってるのが単に嬉しかった。 というわけで北杜夫さんについて。

近しい友人には事ある毎に言ってるんで、知ってる人 も多いんですが、北杜夫氏が若い頃書かれた SF作品である "人工の星" という短篇小説に僕はぞっこん惚れ込んでまして、 「おまえの生涯の1冊を選べ」と言われたら、今のところ迷わず、 この "人工の星" を選びます。 第五福竜丸事件に材を得たといわれるこの作品、 北氏ご本人もおっしゃっている通り、SFを生業とする科学 知識の豊富な作家の作品と比較したり、作品が書かれてから 40年近くたった 今になってみると SFと言ってしまうには多少陳腐なところもあるのですが、 そこを差し引いたとして、未来に対する鋭い推察、洞察力に 僕は "神の視点" すら感じてしまったというか…。 当時作者は20台後半から30台前半。 ちなみに芥川賞候補になったそうですが、本選考で無視された(本人談) そうです。

宗教、BC兵器、弾道兵器、環境破壊、放射能汚染、 コマーシャリズム、自己を喪失し記号化されてゆく人々、etc.、 今時こんな手垢のついたテーマで物を書いたって誰も 何とも思わないと思うんですが、 40年前に書かれたとしたら話は別でしょ。 年長者が若年者に抱く愛情(中年男の少女性愛的なものまで含む)と 不審感、人類と地球の行方に対する漠然とした不安、 セピアがかった世界の中で、ほとんど交錯しているような時間軸の中で、 人生を顧み始めた男の視点で物語は進行する。 多分100回近く読み返してると思うので、僕が書く文章 には時々この人工の星の影響が見え隠れしてしまい 結構恥ずかしいです(笑)

物語のクライマックス近くで、少女がTVを見ながら振り返り、 主人公の男につぶやく一言、 「エントロピーって何でしたっけ?」 このたった一言に含まれた深みと細やかさ。 これが感じとれる人と自分は同じ何かを共有している ような気がする…なんちて。 読んでもらって、面白かったと言ってくれる人は いままで一人もいない(苦笑)ので、お薦めはしませんが。


11月吉日「匂い」

ここ2、3日の会社帰り、外を歩いていると空気が完璧に冬の匂いを 放っていて、あー、またオレの嫌いな寒い季節が来るんだなぁ…と憂鬱な 気分でいるわけなんですが。

文学や歌の詞では、四季の移り変わりとともに風や空気の匂いが 変わるということをよく言います。 子供の頃は、季節で風の匂いが変わることなんてまったく 気付いていなかったんで、そういうのは単なる抽象表現だとばかり 思っていたんですが、いつのころからか季節が変わると 本当に空気の匂いが変わるということに気付きました。 多分、季節の匂いっていうのは経験を積まないとわからないほど、 微かでデリケートなものなんでしょう。小学生に訊いたわけじゃ ないから自信はないけど子供のうちは多分季節の匂いには鈍感 なんじゃないかな。(自分が鈍感なだけだったら恥ずかしいけど)。

で、品のない話になる(笑)。 マルシアだったか誰かが、初めて日本の空港に降りたときに 「日本は醤油臭い」と思ったそうですが、 僕の場合、朝の満員電車に乗っていると時々思うんだけど 日本人って米臭いと思う。ゴハンが醗酵したような匂いがして、 あー、やっぱり米で出来た人種なんだなぁとか思う。 同様に考えると、アメリカやヨーロッパでは麦臭かったり、 南米あたりだとトウモロコシ臭かったりするのかな、 モンゴル人は乳臭かったり、 エスキモー(P.C.的に言うところのイヌイット) は生臭かったりして(おぃおぃ)と、 いろいろ想像すると面白いです(笑)。


11月吉日「マチルダさん」

TV で「レオン」やってたんで見てしまった。 そっか。女の子の名前はマチルダっていうのか。 マチルダっていうと、我々の世代だと「マチルダさ〜ん(;o;)」 をホウフツするわけなのだな(しない?)。強引なネタフリ。

先日、(何を思ったか)パレスチナ関係の本を 読んで気付いたんですが、やっぱり初代のガンダムって 中東戦争っていうか、イスラエル建国がモデルになってる んですかね。ジオンとシオニズムって似てるし、 ジオン公国側の登場人物の名前にも、 内容的にもなんとなく繋がるものを感じたんですけど。 富野さんがそういう発言したことってあったっけ? (ガンダムマニアには常識だったりして)。

あー、なんだか無性にガンダムが見たくなってきた(^_^)


11月吉日「できてるし」

げげ、本当に japan.idol.hirosue なんて出来てるし…。 okina なんてのも出来てるし…乱立がこあい。

そういえば、Feerie M.L. 発足おめでとうございます(^_^)。 「Feerie」とは、なかなかマニアックな名称でかっこいいっすね。

ふと気付いたが、このページって、本当に音楽と芸能関係のこと ばっか書いてるなぁ。


11月吉日「にゅーすうぉっちゃー」

その1:今日笑った fj.rec.music

> >>  突然ですが、エニグマの「リターン・トゥ・イノセンス」という曲の中で、
> >> 「オーア アアアーイエア」(こう聞こえる)と歌っている人物は男性/女性
> >> のどちらなんでしょうか?私自身はずっと女性だと思っていたのですが、

	〜略〜
satoru@kw.NetLaputa.or.jp (Horiuchi Satoru) さん曰く、
> 私の場合、喜納昌吉に聞えてしょうがないです。
す、するどすぎ…。


その2:今日驚いた fj.rec.tv.cm

  >Subject: Re: [Q]:Hanadokei CM
  >
  >> すでに話題にあがったかもしれませんが、「全労済の花時計」のCMに出演して
  >> いる女性についてご存じの方、よろしければ教えて下さい。
kukino@kke.co.jp (Makoto KUKINO) さん
  >他のフォローにもあるように…
	〜略〜
  >ちなみに左は、歌手の峠恵子(とうげけいこ)。
き、気がつかんかった…。


11月吉日「NAMCO MUSEUM 4」

なむこみゅーじあむ買いたいよー店行ってる時間がないよー(;_;) みゅーじあむ5には「どらすぴ」と「めるひぇんめぃず」入れて〜 おねがいなむこ様。

余談:japan.ryoko-chokin を見て、ついに広末涼子のカテゴリー も出来ちゃったのか・でも「ちょきん」って何だ? とか思った。 ぱかぱかぱか…


11月吉日「絵ごころ」

リテイクかかるかもしれないのは置いといて、 とりあえず絵関係の依頼を2件終えました。 (れめさんもういぢめないで〜(;_;))。 1件はインディーズ系バンド(?) WATERCLOCK の CDジャケットデザイン、もう1件は NIF の sshuwa 1周年記念の97年カレンダーのCGでした。 どちらも売ることを前提にしたものですので、 どっかで見かけたら買ったげてください。 (私は別にお金儲からないけど(笑))。

カレンダーの方は 10 数人のCG作家の方々との競作(?)という 形式をとっていたので、出来上がった方から順次、作品が 参加者に発表されていったんですが、これらを見ていて もう相当レベルのダメージを受けました(^_^;)。 比較して、自分の絵のちゃちなこと…。 ちゃちっていうか、心がこもってないなぁとつくづく感じた (参加したことにかなり後悔した(^_^;))。 ぱっと見て「あ、いいなぁ」と思わせる何かが自分には欠けている。 いいなぁが無いことって一枚絵のイラストとしては致命傷なのに。

良い絵を見た後、果たして自分は今、本当に描きたいものを 描いているのかなぁということをいつも考える。 これって「否」なのは間違いないんだけど、結局、画力との妥協で 今のような絵をいつも描いてるんだよね。 ゆきづまり感じはじめて何年たつんだろう(笑)。 時には一歩戻ることも必要かなぁとか思ったりしてます。

余談: WATERCLOCK ですが、曲の面白さも然ることながら、 ボーカルの女性のふわふわしてて透明で冷めた声が良いんです。 遊佐坊や元 ZABADAK の上野洋子さんなんかが好きな方なら 手放しでお薦め。まじぐ。


11月吉日「なにわことば」

土曜日に NHK でやってたドラマ、久しぶりに中江ちゃんが出てたんで(笑) 見てしまいました。内容は、結構シビアな問題扱ってたんで、私なんかが 何いっても只の綺麗ごとになってしまいそうなんで控えます(にげにげ)。

相変わらず暗いってゆーか、人見知りの激しい役で、 どーも彼女はこういうのばっか演らされるなー。(泣きの演技はさすが)。 でも最近の出演作にしては若作りで可愛くてよかったです(^_^)。 ビールがっぽがっぽ飲んで赤い顔してたけど、前髪降ろしたりしてて どう見ても未成年。

と、まぁ、それはともかく、今回嬉しかったのは、中江が完璧に大阪弁 喋ってたこと。 彼女ってバリバリの大阪出身のくせして、TV では東京言葉しか喋らんから、 同郷人から見るときっと

「えーかっこしーや」

なんじゃないかと 思ってたんだけど(^_^;)。 私、関西弁って結構好きだから(なんか本音で喋ってるっていう 感じがするじゃない)、せっかく大阪で生まれた女やさかい、 大阪弁喋ってほしいなぁと。

そいえば東京人が俄に大阪弁喋るのを、大阪人は

「むっちゃ腹たつー」

と思うそうですから東京の方は気をつけましょうネ(笑)。

余談:中江有里出演履歴(思いつくものだけ)。 ↑:リトルシンドバッド(映画):元気な子/ ↓:アトランタ物語(TV):わすれたけど明るい役じゃなかったような。/ ↓:なかよし(TV):いぢわるなお嬢さん。/ ↓:ふたり(映画):父親の事業失敗や両親の自殺で情緒不安定。/ ↓:奇跡の山(映画):両親の離婚や母の死で傷ついた子。/ ↓:キライじゃないぜ(TV):自閉症だったっけ?/ ↑:綺麗になりたい(TV):エステティシャン(舌がまわらん…)。/ ↓:学校(映画):元不登校児。/ ↑:白の条件(TV):女医さん(なかでは比較的まともかも)。/ ↓:古都(TV):はなればなれの姉妹。/ ? :四姉妹物語(映画):見てないからしらない(笑)。/ ↓:ひめゆりの塔(映画):肺病患った女学生。/ ↓:走らんか!(TV):阪神大震災で心に傷を負った子。/ ↓:小さな冒険?(TV):障害に対する無理解で心に傷を負った子。/

こんなんばっかー。悲劇のヒロイン率約 77 %。 4代目スケバン刑事とか演らして、 一度でいいから「しばくぞおらぁ」とかゆわしてみたかった(笑)。 しかしもう制服は無理があるぞ。

11月吉日「Now And Then」

というわけで、まいらばの新曲を買ってきました。 (ついでに CD-ROM も買ってきたけど遊べるのはいつになることか)。

今回の曲は何に似てるかなと考えた。んー、これはアレンジ が The Beatles ですね。Strawberry Fields Forever じゃないですか? 結構自信ありますけど如何でせう>小林武史様(見てないって(笑))。 あと、サビのあたりがドリカムの「Love Love Love」に似てるような 気がする。


11月吉日「Every breath you take」

例によって fj.rec.music あたりを読んでいたら、 POLICE の Every breath you take に似てる曲って話題が つづいてたので私もひとつ…。 相馬裕子の「東京の空」って曲のイントロが Every... の BASS になんとなく似ていると思う。単調なリズムだから、 似てる曲は多いんじゃないかな。

ちなみにこの雑記ページの仮題は Sting の曲のタイトルの もじりなんですけど、気付いてる人はいるんだろうか。


11月吉日「きんちゃん」

幼なじみが今月相次いで結婚するってんで、 その一人目が日曜日に式を挙げたんですが…ああー オレだけ取り残されてるなぁ(苦笑)。

で、久しぶりに新郎と、彼の弟さんに会ったんですが、 彼らが僕のことを「きんちゃん」って呼ぶわけですよ。 なぜって、小中学校の時の僕のアダ名が「きんどーさん」 とか、それを略して「きんちゃん」だったからなんですが。 そんな呼ばれ方は15年ぶりくらいだったんで、 やけに懐かしくて恥ずかしくって、不思議な感じがしました。

なんできんどーさんかっていうと…、説明すると長いから省略(笑)。 「マカロニほうれん荘」のきんどーさんから来てるのは 間違いないけどあんまり関係ないなぁ。


11月吉日「別人みたい」

ひとりぐらしをちょびっとだけ見てるんですけど、 高橋和也がほとんど別人になったみたいな役でガクゼンとしとりました。 画面に映っててもしばらくの間、誰だかわかんなかったもん。 んー、髪型と台詞(演技?)でここまで化けられるとは。

あと、前から思ってるんだが、常盤貴子って増田未亜に似とる。


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