「これまでのあらすじ。」(2003年11月分)

by じょばんに/みわやすたか(miwa@naucon.org)

→最新の日記へ

11月3日(月)

近況

気がつくとラグビーワールドカップ2003の感想しか書いてないような感じなので。

にせ関係は今月から青山方面ということでドタバタ。 通勤経路も多摩川まで自転車で行って東横線で渋谷に出る、という方向で検討。 東横線住民から離れて早6年ほど経ちますが、相変わらず朝はひどいのだろうか。 とりあえず池上線で五反田経由もキープしつつ一ヵ月ほどお試しの予定。

それ方面。LAST EXILEの痛手からまだ抜け出していなかったり(苦笑)するのですが、 なんとか君望とか R.O.D the TV あたりを視聴。 君望はゲームやってるひとのためのそれ、 という気がするものの思ったほと悪くない印象。もう一度やるのはちょっと... というひと向けに反芻するにはほどよい感じです。

R.O.D the TV は オータムさんのお薦めもあって見たのですが、確かにいい感じですねー。 予備知識ゼロなので三姉妹と作家先生のどの辺に焦点を当てて話を進めていくのか よくわからないのですが、登場人物の性格描写が巧みで物語に集中できる感じ。 ねねねもアニタも歯にものを着せぬ物言いなんですが、 さらに掛け合いの間合いで言外のやりとりがあって奥深い。よいです。

最近欲しい物。iPod。いまのところは MD Walkmanを携帯してるのですが、 基本的にブランクディスク2,3枚に聞きたいCDを適宜ダビングして使い回してる ような状態なので、出来れば消さずにどんどん貯め込めるような HDD プレーヤ があると便利だなー、と前々から思っていたのです。そこに iTunes が Windows でも出たこともあってほしまり度が急上昇。iPod以外にもいろいろデバイスは あるけど、やっぱりデザインだけで全然買う気がしない。 新しいiPodはラインアウトも出来るので、アンプにつなげても使えるのもよいです。 その度にCD引っかき回さなくて済むので。

上橋菜穂子さんの「夢の守り人」もやっとこ読了。夢の中の世界の話なので、 全2作と比べるとやや抽象的な場面が多く、文章からくる迫力はややトーン ダウンしていたような気もします。バルサのタンダに対する葛藤も、 もう少し踏み込んだ形であるのかなと思いましたが、 そこまでやると話が終らなくなるので結果的にはまとまってしまった感じ。 でもバルサの前向きな気持ちを引き出して終わっていたのは、 それはそれでよかったと思います。


11月9日(日)

Forget-me-not

久しぶりに寄った五反田あおい書店で新刊コーナーに「Forget-me-not(1)」が 積んであったのを見てげっと。作品の存在自体を忘れていましたよ! 一話でマリエルが叩いてるのは PowerBook2400c ですよ! とかなんか時代を感じつつも、すごく落ち着いた気分で読めた。 ノスタルジックに浸るわけではないけども、 忘れてかけていた作品に対する愛情みたいなものを 思い起こさせてくれていいなぁー。ひさしぶりにぐっときました。 こういう漫画を今読める奇跡に感謝。

ちなみにこれって(2)以降って出るんでしょうか(^^;。 (鶴田作品にそれは聞かないお約束なのかもしれないけども...)

ラグビーワールドカップ2003準々決勝

一応4戦とも観戦。一番面白かったのはイングランドvsウェールズだったかな。 いわば伝統の一戦ともいうべきカード。 エリスカップ奪取のために盤石の体制で迎えるイングランドに、 ニュージランド戦の歴史的善戦の後でウェールズがどう戦うのかが 注目だったけど、その注目通りにウェールズはやってくれました。 結果から見ればイングランドが手堅く勝利を収めたことになるのだけど、 トライ数ではウェールズの方が上。どのトライも綿密な作戦と 執念の賜とも言えるもので、ウェールズ魂を見せてもらった感じです。 いやーまたウェールズまで見に行きたいなぁ...。

この調子でいくと、 決勝はオーストラリアvsイングランドの順当な組合せになるのかなぁ... まぁこうなった以上、北半球勢に是非頑張っていただきたいものです。


11月15日(土)

age++

大台。特に感慨はありません(^^;。

20代っつーのは自分がどうにかこうにか生きていくのに必死だったわけですが、 ここから先しばらくは、 多少なりともひとのために時間を使えるようになれれば本望です。


11月16日(日)

ラグビーワールドカップ準決勝

いやー面白かった。

第1試合のオーストラリアvsニュージランド、 第2試合のイングランドvsフランスともに、 要するにどちらもお互い勝手知ったる相手との試合だったわけですが、 こんなにも雰囲気が違うのはなかなか興味深いところでした。

特に今日のイングランドvsフランスの試合前のイングランド国家斉唱の場面では、 イングランドの選手及び観客の高揚感と緊張はちょっと異様なものがありました。 要するに相手であるフランスはそこに居ないかの如くというか、 決勝に出るためには、そしてエリスカップを持ち帰るためには、 ここで絶対に負けるわけにはいかないんだ、 というその一念だけで試合に臨んでいる、そんな雰囲気がありました。

それは試合にもよく表れていて、イングランドは前半、 ウィルキンソンのDGで3点を先取した直後、 フランスにトライ&コンバージョンで7点を取られて逆転されたわけですが、 そこには全くと言っていいほど動揺はありませんでした。 前日のオーストラリアvsニュージランド戦で、ニュージーランドが 敵陣ゴール前からインターセプトされてオーストラリアに先制トライを 奪われた後の動揺とも見て取れる試合運びのまずさとは対称的。 結局イングランドは1トライも取らずに PG, DG の山を積み重ねて完勝。 確かに「プレー」としては面白くないかもしれませんが、 自分たちが勝つためにやるべきことを淡々とやる意志の強さと それに伴った実力には敬服するものがあると思います。

さて、決勝はオーストラリアvsイングランド。 まったくスタイルの異なるチームがぶつかったとき何が起きるのか。 賛否はあれど、個人的にはイングランドに今日のような意志の強さを 見せてくれることを期待しています。 ある意味、今後の世界のラグビーの方向性を決めるような試合に なるのかもしれません。


11月22日(土)

ラグビーワールドカップ決勝

ひとことで言うならば映画が一本撮れそうな試合でした。 現地で見てたひとはまさに歴史の証人。 そしてエリスカップは北半球へ。

オーストラリアはよく頑張ったと思います... というほどに、 イングランドの実力があったのだ、ということになるんだと思います。 個人的には応援していたイングランドが勝ったのでよかったです。 それはオーストラリアのスタイルの中で争わなくとも、 世界のトップになれることを証明してみせたからに他ならないと思うからです。 オーストラリアが展開するスタイルのラグビーは確かに面白いですが、 僕は多様性もラグビーの面白さの重要な要素だと思うので、 イングランドのスタイルに賛否はあれど、 全体が同じ方向でなかったのはよかったです。 まさにワールドカップをやる意義がそこにあるんだと思います。 あとプロ化の流れのなかでのナショナルチームのあり方という意味においても、 イングランドの優勝は大きな意味があると思いました。

今回観た中で面白かった試合は、 イングランドvsウェールズ戦、日本vsフランス戦あたりかな。 ウェールズにしても日本にしても負けはしたけども、 チームとして大きな印象を残したのは確か。 普段世界のラグビーに露出の少ない日本にとっては、 すごく大きなことではないかと。


←最新の日記へ

Powered by naucon.org