読書日記(りかさん)

読書日記(りかさん)

by 鈴木宏枝
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りかさん(りかさん)

ID:993716782

原題 (N/A) 読んだ日 2001.6.28

著者梨木香歩(なしきかほ) 訳者 (N/A) 画家 (N/A)

出版社偕成社出版年月日 1999.12 原作出版年 (N/A)
感想　ああ、読んじゃった。堪能した。梨木さんのオンナワールド全開で、人形たちとの、不思議だけどリアリティのあるやりとりを読み進めた。晴らされた恨み、抱きしめること、なるべくして媒染になるようこと、なんといっても、茶目っ気たっぷりでしっかりしているりかさんがいい。
　『からくりからくさ』とワンセット。このようにつながってくることは、ある意味で期待通りなのだけど、ある意味ではそれを超えている。キーワードは「結界」。いかに結界を張り、あるいは破り、あるいは抜け、あるいは入っていくかが物語なのだろう。
　しかし、「そういう質のお子」で片づけて、桜の老木につかまれているようこのそばを、にこにこ通り過ぎてったおばさんって…。　

鈴木宏枝
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$Id: books.cgi,v 1.42 2010/09/23 08:35:15 yasutaka Exp yasutaka $

原題	(N/A)			読んだ日	2001.6.28
著者	梨木香歩(なしきかほ)	訳者	(N/A)	画家	(N/A)
出版社	偕成社	出版年月日	1999.12	原作出版年	(N/A)
感想	ああ、読んじゃった。堪能した。梨木さんのオンナワールド全開で、人形たちとの、不思議だけどリアリティのあるやりとりを読み進めた。晴らされた恨み、抱きしめること、なるべくして媒染になるようこと、なんといっても、茶目っ気たっぷりでしっかりしているりかさんがいい。　『からくりからくさ』とワンセット。このようにつながってくることは、ある意味で期待通りなのだけど、ある意味ではそれを超えている。キーワードは「結界」。いかに結界を張り、あるいは破り、あるいは抜け、あるいは入っていくかが物語なのだろう。　しかし、「そういう質のお子」で片づけて、桜の老木につかまれているようこのそばを、にこにこ通り過ぎてったおばさんって…。