読書日記(永遠のトララ)
by 鈴木 宏枝
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永遠のトララ(えいえんのとらら)
原題(N/A)読んだ日2001.1.13
著者花形みつる(はながたみつる)訳者(N/A)画家(N/A)
出版社河出書房新社出版年月日1996.9.20原作出版年(N/A)
感想 「ぱろる」の里佳さんの論文を読んでから読んでみたくて、色々あってジャンケンで手に入れた1冊。途中からひこ・田中さん風にゲーム的タームで心理を描写するようになったのがどうも落ち着き悪かったのと、「となりのトトロ」の影がちらつくのが気になったが、まずまず楽しめた。よくある離婚話と、それにまつわる姉妹(マキと晶)の変化、おじいちゃんちの日々。「トララ」は大きな秋田犬「トラ」のこと、おじいちゃんの守り神様の巨木のこと、乱暴で「単純で奥が深い」少年ども、夕焼け、いろいろ。父母の書き方はふむふむという感じ。お母さんの娘たちへの伝言「愛している」は、少し浮いていると思った。「大切」とか「かけがえのない」とか「一番に思っている」とか…まあ、それが「愛している」ということなのだろうけど…。
 ちいさい晶とじゃれる巨大犬トラの様子がいい。みんなで眺めた夕焼け。盛り上げられたシーンも印象深い。


鈴木 宏枝
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