読書日記(蒲公英草紙―常野物語 常野物語)
by 鈴木 宏枝
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蒲公英草紙―常野物語 常野物語(たんぽぽぞうし)
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原題 | (N/A) | 読んだ日 | 2005.12.22 | ||
著者 | 恩田陸(おんだりく) | 訳者 | (N/A) | 画家 | (N/A) |
出版社 | 集英社 | 出版年月日 | 2005.6 | 原作出版年 | (N/A) |
感想 | 良かった。とても良かった。遠目や常野にまた出会え、しまわれた記憶とそれを引き受ける姉弟やとてつもない書見台など、心がじんじんしながら読んだ。だから、だからこそ、太平洋戦争が狂わせた、真摯で美しいひそやかな生の数々がかなしく、現在を鋭く問われて頭をたれてしまうような気持ちになる。 |