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9月吉日「尾道は猫の町」

ちうわけで、某絵描きオフで麗明舎さんちのお寺さんに 遊びに寄るついでに、ちょっと脚を伸ばして尾道観光してきました。

尾道と云へば、大林宣彦。 大林監督作品は、あの独特な雰囲気が結構好きで、 その舞台である尾道には前々から憧れてたんですが、 実際行ってみるとそこは、 (あたりまえだけど)大林映画に出てくる町そのまんま、でした。 河みたいな海・尾道水道に面した山の斜面に、お墓と寺に囲まれて、 古い民家が牡蛎のようにへばり付いている、存在自体が トマソン((笑)悪意はありません)みたいなとこでした。 冗談抜きでこーいうとこ好きですよ、下町風情があって。

で、なんか猫が多いんですよ。海辺の町っていうのは どこも猫が多いもんなんでしょうけど、尾道の猫たちって、 野良猫っぽくなく、可愛くて妙に人なつっこいの。 人を見ても逃げないし、ちょっと撫でたり すると、後をついてきちゃうくらい。しかも洋猫っぽい 綺麗な色の子(ライトグレーとか、ベージュとか)が多いし。

映画「ふたり」の実伽(字が違うかも。石田ひかりの役)の台詞に 「わたし猫だから」ってのがあるんだけど、尾道はホントに猫の町で ありました。


9月吉日「沖縄芸能人関係」

fj.rec.music あたりを読んでいたら…きたきた、安室 バッシングの記事。いつかは誰か書くぞとは思ってたけど、 なにもあんなに感情的に書かなきゃいいのに。 案の定、レスポンスは「もっと冷静になってね」っていう諭しの 記事ばかりだった。合掌。

私も、安室奈美恵の歌って好きじゃないし、別に可愛いとも 思わないし、特にあのまゆげ嫌い(笑)だけど、 歌はまぁまぁ上手な方だし、ダンスは確かにカッコ良いし、 実際にファンだっていう人が周りにいるからそれなりに 売れているのは嘘じゃないとは思う。アルバム400万枚売れた とかいうのはかなりウサンクサい(情報操作)と思ってるけど。

それより理解できないのは、いまだに里中茶美(遠の昔に引退した 沖縄出身のアイドル歌手)の歌が上手いっていう人が多いってこと。 私の感覚で言うと、「それって音感おかしいんじゃない?」なんだけどなぁ。 茶美の歌を上手いっていうのは、コブシをまわせることと、 歌唱力があることを混同しているとしか思えない。 彼女の歌聴くと私、恥ずかしくてサブイボが立つんですけど(笑)。 (琉球方言だとキーブルダツだっけ?(笑))。


9月吉日「またまたジブリ関連」

ジブリ原画展「ジブリがいっぱい」

新宿三越美術館でやってるスタジオジブリの原画展を見てきました。 (原画といっても、動画になる前のシャープペンで描いた原画ではなくて、 背景画の実物やイメージボードが主体です。念の為)。 美術館でアニメ展か? と、ちょっと場違いは感じたけど、 実際、止め絵として見て、ART と言うことにいささかの躊躇も感じない ものばかりですね。ナウシカ以降のほとんど全作品が揃っていたかな?

背景画は、スクリーンや CRT の解像度では映らない 細かいところまで良く見えたし、 カットによって絵の大きさや形が全然違っていることや、 意外なところで book を使っていることが分ったりして、 勉強になりました。

個人的なメダマは宮崎さん直筆のストーリーボード や単行本表紙絵だったんですが、ナウシカ単行本 5 巻と 7 巻の 絵が特に好きで、これらの本物を 10cm の超至近距離(笑)まで 近付いてじっくり拝めたのは幸せだったかもしれない (混んでいる日は上野のパンダ状態だったらしいが、 私がいた時は案外空いていたのでまじまじと見られたのだ。 ラッキー)。 宮崎さんの絵は確かにホルベインの水彩絵の具の 発色で、「あぁ、この色は○○色使ってるな」とか いうのがなんとなく分って(笑)親近感感じたりして。 10年以上前に描かれたであろう絵も 紙の劣化(黄ばみ)が少ないところを見ると、 結構大切に保存されていたんでしょう。

「KIKI's delivery service, and My neighbor TOTORO」

ジブリLD集は一部作品のアナログ音声チャンネルに、 英語バージョンのサウンドトラック(っていうのかな?)が 入っています。 魔女の宅急便は風景がヨーロッパ調なので、意味が分かんなくても 英語でぺらぺらっと喋られると、すっごいカッコ良くて快感です。 しかも日本語以上に台詞と口の動きが合っていて、 映画の翻訳家ってすっごいなぁと感心することしきり(笑)。 キキの喋り方なんて、完璧なヤンキー娘って感じで、 はっきりいって日本語版より雰囲気は良いです。

でもトトロの英語版は違和感まるだし。 見ていてなーんか照れるというか。 日本人の子供が日本の風景の中で英会話してるのが そもそも気持ち悪いし、私の拙い英語感覚(実際ほとんど聞きとれない(笑)) でも「え? そうなるの?」というようなところが多くて… 特に塚森の楠に草壁(←日下部のまちがいではない)親子が お参りする時の台詞や、お地蔵さんのとこで雨宿りする時の サツキの台詞。 これって翻訳の出来の問題じゃなくて、多分文化の差ってやつだと思う。 他文化に移植しようとして初めて気付く、トトロの根底に流れる アニミズムの精神とでも言おうか。 西洋人(クリスチャン?)は多分トトロの心を分かるまいて… とか言うと差別的かな。逆もまたしかり。


9月吉日「すももすなどり」

今日学習したこと。スナドリネコって砂鳥猫かと 思ってたら、漁猫なんだね。「漁」をスナドリと読むとは 知りませんでした。 あとすももって「李」だったんですか(え、常識? 笑)。

ひょっとしてスナメリクジラも漢字で書けるのかな。


9月吉日「白保」

飛行場建設計画が頓挫したという話は聞いていたけど、 手のひらを返したように国立公園指定とは。 お偉方の茶番っぽい気もするけど、悪い結果ではないな。 まぁ僕なんか「見ていて綺麗な海だから守りたい」 って程度の俗物的視点でしか興味を持っていなかったので 偉そうに言える立場ではないですが。 そういえば、おフランス製品のボイコット運動は すっかり影を潜めたな。これは問題のレベルが違うか。


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